晩夏と想起

地元は先日降雪を記録したらしい。


最高気温40℃から20℃の土地へ移動するのだからと


長袖の衣服を中心にキャリーバックへ詰める。


それ以上頭が働かない。


床に座り込んで少し休む。



何とか家を出て、電車乗換、飛行機などを経て夜には実家へ。

確かに涼しい。


しかし街を歩く地元民は真夏の格好である。


まだ夏なのだ。長袖ばかり持ってきた自分を責めるだけではどうしようもないのだが。





なんで帰ってきてしまったのだろう。


死ぬまで笑顔でいないといけない。


心など、なかったことにする。

私は一体何なのか

抑うつにも波があり、私は何なのかとひとり思い詰める。



病気であることは仕方ない。

このような有毒な記憶すなわちトラウマに於いての陰性反応は、起こるべくして起こるものらしい。


聞くところによると、普通に恋愛して結婚して子供もできたとき、

急に症状が現れ、家庭崩壊へと追い込まれる人もいるらしい。

そうなるともっと多くの人に迷惑をかけることになっていたわけで、

まだこのモラトリアム真っ最中で良かったのかもしれない。(勿論今だって既に数え切れない人々に迷惑をかけているが。)


しかしいつまでも良くならない、将来への不安感が酷い。

何を指針に生きてゆけばいいのか。

誰だってそれは不安なのだろうけど、

色々なものが崩れ、沢山のものを失った反面、

新しいものを何一つ享受できていないという焦燥感、絶望感。

いつまで続くのだろうか?


動けるときに動けるだけ動かないと現状に対し様々な考えを巡らし辛くなるが、

動けないときはそんなことを考える余裕もなく、

周りからは「あの時はもっと出来ていたじゃないか」と反応され、

ただ圧倒的に自己否定感ばかりを強めている。


何が正解なのか、

そして私は一体何なのか。

間違っても高望みはしない。

つまりsomebodyかどうかということではない。


ただ、今どこにいるのか

どの点にいる者なのか

卑しくも確認したいだけなのだ。

久々にこんな早く起きている。


本当に最近朝が辛く、布団の中で張り付けの刑のようになっていたけれど、今朝は起床できている。


不調のときの精神状態というのは


何とも形容しがたい絶望感、


敢えて言ってみれば、深海の中に重りをつけてゆっくり沈んでゆく感じに近いのかもしれない。

陽光が遠のき、息が出来なくなってゆく。



強くなるより柔軟になったほうがいい。

しかしどうやって?

入眠困難と中途覚醒

眠れぬ夜が続く。

早朝覚醒は無いので、

やっぱうつ病というより、

不安障害に近いのだろうか。


また焼きそばを作って食べている。

眠れぬ夜は何故か焼きそばになる。

胃腸に負担がかかるのは分かっているけど、

温かい飲み物を飲むより

ある意味睡眠障害に効果的な気がしている。

明日も朝早い。

グリグリと痛む胃に、炭水化物をかきこむ。

これはある種の自傷行為なのかもしれない。

私は何処へ向かうのだろう。

全ては死に向かっている

晩秋なのだろう。

朝夜は冷え込むようになってきたし、

一歩外に出れば、私の地元で「雪虫」と呼ばれ冬の訪れを告げるアブラムシの仲間が中空を飛んでいる。


紅葉も終わりに近づき、全てが死に向かう季節である。


各大学の学園祭なんかがある。

その活気とは裏腹に死への想いを募らせる。

これ以上生きていたって、どうしようもない。

そんなこと考えながら、今日は安静にしていようと思うのだ。

劇的な安らぎが欲しいわけではない。

この苦しさが少しでも軽減するきっかけがほしい。

結局は自分が一番かわいいのか?



リルケの『マルテの手記』でも読もうかな。

彼は印象派以上にはなり得ないけれど。


とにかく、生きることが大切だ。

欠席扱いにならないこと

今日は診察だった。

最近また睡眠障害の関係で、

ヘトヘトになっていたんだけど、

その様子をみて

「よくこの状況で毎日学校来れてますね。なかなかできませんよ。本当にすごいと思います」

とお医者さんに言われる。

診断通知書というものを書いてもらった。

授業で求める配慮などがお願いのかたちで書いてある。

主に、欠席しても出席扱いになること。

本音をいうと

書いてもらいたいわけではなかった。

より多くの人に変に気を遣わせたくないから。

そこに書く病名は便宜上のもので、

「病名欄、どうしましょ?」

と言われる。

私は病名なんてそんなに重要ではないと考えていて

どうでもいいといったらどうでもよかったので、

「何でもいいです」としか言わなかった。

本当は身体表現性障害(抑うつ)と書けば正確なんだけど、

この病気はざっくりしすぎてどうしても理解されがたい。そもそも疾病利得という側面がある。

お医者さんは「嘘なんかじゃなく、あなたは本当にしんどいんです」と言ってくれるけど。

うつ病と書いても、変に先生方に気にされるようになるらしい。

そんな心配してもらうような間柄じゃないし、

黙って授業してくれれば十分なんだけど。

結局IBS抑うつ状態で書いてもらってしまった。

間違ってはいないけど、

なんだか申し訳ない。


明日さっそく提出してみる。

しかし私は変人なのか授業を受けるのが好きなので、

あまり欠席するつもりはない。

頑張らないとなーとは思う。

努力の方向性が定まってないがために、

間違いばかりだけど。